ドックスタンド해외 축구 분석・製品情報

多機種対応型マルチスタンド: 2010年、全日本空輸株式会社殿は当時の主力機種であったB777、および全世界に先駆けて導入・就航予定されたB787の整備作業に対応すべく、羽田整備地区に東京新第２号格納庫を増設し運用開始しました。同格納庫は大型機３機のドックインが可能な規模を持ち、航空機整備作業に必要な複数の特殊設備が配備されています。弊社は、このうち主要設備であるドックスタンドの設計、製作、現地据付一式の施工を実施しました。

ドックスタンドは、航空機の機体整備をするための整備用移動足場設備で主に以下の設備で構成されています。
・機体の機首、胴体前・後、垂直尾翼をカバーする天井吊り形式のスタンド
・主翼、水平尾翼をカバーする床置き形式のスタンド
・エンジン周囲をカバーする床置き自走式スタンド
従来の限られた機種専用のドックスタンドとは異なり、当時の主力機種B777と新規導入機種B787などの機体形状、寸法が異なる機種に対応可能な多機種対応型のマルチスタンドです。
機体全周囲、各主要整備部位へのアクセスを可能にさせるため、各スタンドに走行装置、昇降装置、走行・昇降床、スライド床、簡易リフト、荷揚げ設備などを付帯させています。それにより、機体と各作業床の隙間を微調整することができると同時に最小限に抑えることを可能にし、十分、かつ安全な整備作業を実現させています。
作業効率性の良い、かつ、安全、安心を兼ね備えた設備供給の実現においては、設計段階で設備使用者の意見・要望を設計、製作に反映できる弊社の技術力が成果をあげています。